今朝は夜も明けないうちに、
雀たちの鳴き声で目が覚めてしまった。
片手でカーテンを少し開き、
外を覗いてみると、
夜中の雨はすっかり止み、
水平線の上のうっすらとした雲が
薄赤く染まりかけている。
顔を洗っているうちにコーヒーメーカーからコーヒーが香る。
それをスタバのコーヒーボトルに注ぎ入れ
フタをして、
ウクレレを無造作に一本選び
外へ出た。
浜へ続く小道には
うっすらとモヤが左から右へ
そよと流れだしている。
左の奥の森から漂う薫りが
たまらなく甘く息を吐き出すのが惜しいくらいで、
ゆっくり胸いっぱいに吸い込む。
浜へ出る手前でサンダルを脱ぎ
裸足で砂浜を歩く。
柔らかな砂の表面は既に乾いていたが、
足を踏み込むと少しひんやりと湿っぽかった。
太陽は今,水平線を割って出たばかり。
今日はまた一段と大きく温かい。
海はまだ朝凪で
汐は満ちているが
波の音は静かにさざめいている。
しばらくゆっくりと歩く
ふと前方に
波打ち際から少し小高くなったガンチョウギのあたりまで
なにかを引きずったような
幅の広い跡が
四本も並んでいた。
ん?
初めて見る跡だった。
足が止まり、
いつもと違う光景に五感を澄ました、、が
すぐにそれが何かわかった。
ガンチョウギの陰に砂が盛り上がっていた。
海亀の跡だ。
産卵をしに海亀が這い上がってきた跡にちがいない。
四匹も、、、ゆうべ、
タマゴを生みに来ていたのか、、、
しばらく呆然とあたりを見回し突っ立ったままだったが
少しイタズラ心が湧き
ガンチョウギの脇の
砂の盛り上がりの横に座り
ウクレレをポロンと弾いてみた
ニッと笑いながらGコードを弾いた
どうだい、、?
胎教、、じゃなく卵教?
ちがうか、、ハハハ、、
少しは人間に慣れて生まれてくるかな?
、、なんて勝手なことを考えながら
しばらく波の音に合わせてウクレレを弾いた。
そういえば明日からMAUIIでJOWSの写真を撮りに行くんだった。。
北海道を発達して通り過ぎた低気圧が抜けていく。
975HPぐらいにはなっているはず。
3,4日もすればMAUII の北側にでかい波が行く、、
今年はいい写真を撮るぞ。
あわてて立ち上がり歩き始めた
砂浜を歩き始めて、ふと思いついた。
2、3日前に浜をうろつくイノシシを思い出す。
それとイノシシと同じように浜をうろつく
動物保護団体面した人々もいた。
こういう人々は平気で穴をほじくり、
きゃはは卵卵卵 あ 割れちゃった、、、きゃはは
と 言いそう、、、
折れた枯れ枝を探し、
亀の足あと? 腹あと、、を消した。
そして、残っていたコーヒーを
適当に撒いた。
イノシシがきっとコーヒー嫌いだと、、
祈りながら。。
卵が孵るまであと2ヶ月はかかるはず。
My dream of one trivial 歩来行
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